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有機JAS認証を受けるまでの手順

(例:有機農産物の生産行程管理者)

 

1.組織の中での整備

  有機認証の申請を行うにあたって、あらかじめ一定の資格要件のもと、生産行程管理責任(担当)者

 と、有機JASマークを管理する格付表示責任(担当)者を決める必要があります。

 (グループを作って認証を 受けることもできます。)

  それぞれの担当者の選任と「内部規程」(グループ又は個人のほ場等の条件、肥培管理、病虫害、雑

 草防除等について生産行程の管理方針)を作成する必要があります。また、生産行程の検査の結果、有

 機JAS規格どおりの作り方であることが確認できれば、有機JASマークを貼り、有機表示をすることが

 可能になります。このためには、「格付規定」が作成しなければなりません。

 

2.申請の条件

  申請を行うことができる方は、以下の条件を満たしている方です。

  ① 生産行程管理者及び格付担当者等の講習会を受講済みの方。

  ② 農林物資の検査に必要な資料を作成・提供できる方。

  ③ 検査のために必要な費用を負担できる方。

 

3.認証申請書類の作成・提出・受付

  ① 当会で定めた申請書類に必要事項を記入し、提出してください。

  ② 提出された申請書の記載内容及び添付書類を確認し、受理します。 

  ③ 初めて当会で申請される方は、申請時に認証申請料の5,000円が必要

    になります。

  ④ 認証契約書を当会と交わしていただきます。

   ※・ 当会の申請様式は、このホームページからダウンロードできますが、紙媒体が必要な方は、当会

    までE-mail・電話/FAX などでお知らせください。

    ・ 費用がかかる場合は実費いただきます。(郵送料、紙代等)

    ・ 電子データーを希望の方はメールでも送付します。

    その他ご希望があれば内容に応じて対応いたします。

 

4.申請書の書類審査

  申請書を受理したときは、記載内容及び添付書類について日本農林規格及び認証の技術的基準などに基

 づき速やかに審査を行います。

 

5.実地審査

  当会より指名された審査員が、書類審査後、遅滞なく申請のあったほ場等の実地検査を実施し検査終了

 後、その審査結果に基づき、審査報告書を作成します。

 

6.最終報告書・判定

  検査員は必要があれば再検査を実施し、その結果を最終報告書にまとめ、最終報告書を判定委員会に提

 出し、判定します。

7.認証証の交付

  判定委員会は、実地審査報告を認証の技術的基準に照らして判定を行います。理事長はこの判定結果、

 適合・不適合を通知し適合の場合認証書を交付します。

 

8.認証事項の確認調査

  認証後の認証者に対して、審査が行われてから概ね1年以内に確認調査、判定を行います。(年次調査)

  通告なしで調査を行う場合もあります。(無通告調査)

  無通告調査の場合、調査手数料、交通費等は徴収しません。

 

9.認証事項の変更確認調査

  認証後、確認事項に変更が生じた場合、速やかに変更届けを提出して下さい。

  規格が改正された場合等必要に応じて臨時確認調査、判定を行います。

 

10.農林水産大臣へ登録と公開

  農林水産大臣へ報告し、認証事業者名などの情報公開を行います。

 

11.認証業務の実施期間

  受付は通年行っております。

 

12.申請者に対する要求事項

  申請者は、認証契約書で交わした内容を遵守して下さい。

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